空飛ぶ乗り物の一つ「ヘリコプター」は、飛行機と同じくらい毎日上空を飛んでいる乗り物です。実は、ほとんどの人が「ヘリコプター」について詳しく知らないのではないでしょうか。
たしかに、乗る機会がないとヘリコプターに興味関心を抱かないかもしれません。また、ヘリコプターはお金持ちが使う乗り物であり、一般人には縁がない乗り物だと思っている人もいるでしょう。
実は、リーズナブルなヘリクルージングを楽しめます。ヘリコプターから眺める夜景は一生の思い出となること間違いありません。ヘリコプターをもっと身近に感じてもらうために、今回はヘリコプターに関する豆知識を徹底解説します。ヘリクルージングに興味がある人は、ぜひ最後まで読んでください。
ヘリコプターに関する豆知識7選
ヘリコプタークルージングに興味がある人ならば、ヘリコプターに関する豆知識を知っていても損はありません。以下では、ヘリコプターに関する豆知識を詳しく解説します。
ヘリコプターとは
ヘリコプターとは、重要な揚力を1個以上の回転翼から得る回転翼航空機の一つです。
「ヘリに乗る」など「ヘリ」と略して呼ぶことが多いため、区切るとしたら「ヘリ・コプター」だと思われがちですが、実は「ヘリコ・プター」が正解です。
ヘリコプターは、英語の「helicopter」を語源にしています。そして、「helicopter」の語源となっているのが、ギリシャ語の2つの言葉です。
- 「helix(ヘリックス)」:螺旋
- 「pteron(プテロン)」:翼
- ヘリコプターの起源・歴史
ヘリコプターの起源は、紀元前だと言われています。竹とんぼの原理からヒントを得て、古くから原型が生まれていました。15世紀末には、レオナルド・ダ・ヴィンチがヘリコプター模型をスケッチに描いていたと言われています。
1907年にフランスのモーリス・レジェが4個の回転翼をもつマルチローター方式のヘリコプターをつくり、世界初の有人浮遊に成功しました。その後研究開発がおこなわれて、1937年にドイツで世界初の実用的なヘリコプター飛行が成功しています。
ヘリコプターが実用的に利用されるようになったのは、戦後にかけてです。今では安全な乗り物と言われていますが、ここまで辿り着くまでには数々の失敗や苦労の歴史が重ねてこられています。
ちなみに4月15日は、ヘリコプターの原型を考えたとされるレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日のため、日本では「ヘリコプターの日」とされています。
ヘリコプターの平均速度
ヘリコプターの平均速度は「180km/h〜200km/h」と言われています。日本の新幹線の最高速度が320km/hなので新幹線と比べると少し遅いですが、高速道路を走る車と比べるとかなり早いスピードです。
ただ、実際に空を飛んでいるとそこまでのスピードを感じることなくクルージングを楽しめます。フライトはあっという間に終わってしまうかもしれませんが、非日常の贅沢な時間をたっぷりと堪能できます。
ヘリコプターの高度
ヘリコプターは、上空500メートル〜600メートルの高さを飛行すると言われています。東京にはスカイツリーがありますが、展望台の高さが450メートルです。そのため、東京でヘリクルージングをする場合は、スカイツリーより高い場所から景色を眺められることになります。
民間用ヘリの使用用途例
民間用ヘリコプターは、ヘリクルージング以外でもさまざまな用途で使われています。以下の表では、その例をまとめています。
ドクターヘリ | 医師をいち早く救急現場に連れていくヘリコプター機内には初期治療に必要な医療機器や医薬品が装備・搭載してあり、基地病院の敷地内などで待機 |
消防防災ヘリコプター | 消防活動・救急活動を支援するために、道府県と東京消防庁、政令指定都市の消防局、総務省消防庁が保有する中型・大型ヘリコプターおもに山岳救助や水難救助・山火事や野火での消火活動・航空救急などに使用 |
災害対策用ヘリコプター | 災害救助・復旧活動を支援するために、国土交通省が保有するヘリコプター防災情報収集活動などに使用 |
警察ヘリコプター | 機動性、高速性、広視界性の利点を生かし、交通情報の収集、災害危険箇所の調査、環境犯罪などを監視全国に約80機配備 |
海上保安庁ヘリコプター | おもに、海難などに遭難者を迅速に救助 |
ヘリコプターの免許取得方法
ヘリコプターの免許は国土交通省が管轄する国家資格のため、国家試験に合格する必要があります。パイロット免許の種類は、下記の3つです。
- 自家用操縦士
- 事業用操縦士
- 定期運送用操縦士
日本国内でヘリコプターパイロットを仕事にするためには、事業用操縦士免許が必要です。事業用操縦士免許を取得するためには、1,500万円〜1,800万かかると言われています。
ヘリコプターパイロットの平均年収
ヘリコプターパイロットの平均年収はほかの職業と比べると比較的高額で、800万円〜900万円と言われています。ただし、初めから高額な年収になるわけではなく、経験やキャリアを重ねていくことで年収が上がっていきます。
まとめ
今回はヘリコプターに関する豆知識を徹底解説しました。ヘリコプターに関する知識はあまり知られていないため、少しでも知っていると周りの人から物知りに思われるかもしれません。また、ヘリクルージングに興味がある人は、ヘリコプターに関する知識を得てから搭乗すると、楽しみ方が変わる可能性もあります。ヘリコプターを身近なものに感じてもらい、ぜひ一度ヘリコプタークルージングを楽しんで見てください。